アンガーマネジメントコンサルタント™のマサッキーです。
拙著「アンガーマネジメント 品質管理は心の管理」に絡めてアンガーマネジメントとモノづくりについてお伝えします。
人が持つ感情「喜怒哀楽」。
私達はこれらの、喜ぶ、怒る、哀しむ、楽しむ が、感情だということは知っていますが、理解できていないために上手に表現できていません。
例えば「バラ」と漢字で書けますか?
漢字は読めるけれども書けない漢字があります。
(怒りが感情だと) 知っている>理解している
(漢字を) 読める>書ける
の関係となります。
怒りが感情だということを知っているけれども理解できていないから上手にコントロールできないのです。
製造業においては、モノづくりの作業方法、手順、工程などをやってみせて、必要なポイントなどを言葉や手順書で教えて、やらせてみて、繰り返しやってみることで少しずつ上手にできるようになっていきます。
知っている>理解している>出来る
山本五十六の有名な言葉 「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」にも通じます。
さて、中には思ったとおりに上手にできない社員も出てきます。
この時に「イライラ」の感情と上手に付き合えていますか?
「まだできないのか?!」「下手やなぁ」「どんくさいなぁ」など心無い言葉を発していませんか?
言われた部下も自分の感情を上手にコントロールできずに「うるさいなぁ(怒り)」や「どうせ私なんて…(哀しみ)」と感じながら作業をしてしまうと、目の前の作業に集中できずにミス、場合によってはケガをしてしまいます。
感情は自分でコントロールするものですが、上司が怒り(イライラ)の感情をぶつければ、部下にも怒りの感情がうつります。
怒りは伝染するのです。
そうならない為にもアンガーマネジメントによる感情コントロールが必要です。
上司も部下も自分の感情と上手に付き合うことがモノづくりにおいては不可欠です。
安定した製品をつくるのは自身の心次第。
「品質管理は心の管理」です。