アンガーマネジメントコンサルタント™のマサッキーです。
拙著「アンガーマネジメント 品質管理は心の管理」に絡めてアンガーマネジメントとモノづくりについてお伝えします。
前回、自身がイラッとしたときに活用できる「6秒」テクニックについてお伝えしました。
今回は「その2」を紹介します。
色々と試してみて自分に合ったテクニックを探してみましょう。
「6秒」テクニック その2
タイムアウト
怒りがエスカレートする前に一時的にその場から立ち去ることです。
本来のアンガーマネジメントテクニックとしてのタイムアウトは、「5分後に戻ってきます」など戻ってくる時間、タイムアウトを取ることを双方でルール化しておきます。
モノづくりにおいては、作業中に現場を離れることができない場合もあります。
それほど規制が厳しくない場合ですが「トイレ」と言いながらその場を離れる方法を試してみてください。
実際にトイレの中はリラックスするには最適です。
タイムアウト中に「ふう~っ。6秒やり過ごせたぞ。さてどうしようか?」などと戻ってからの対応策を冷静に考えることも可能です。
反対にタイムアウト中に「なんだ!あの言い方は!」などと、大声で怒りを思い出す行為は、かえってイライラを増加させてしまいますので注意しましょう。
グラウンディング
目の前にあるペン、スマホなどに意識を集中して観察することで、目の前の怒りを大きくさせないようにすることができます。
ペンの文字を読む、キズを数える、色は?形は?材質は?などじっくり見る。
できるようになってくると、集中力が高まるという効果も期待できます。
またスマホの待受画面を、子どもの小さいころの写真やペットの写真など、見ただけでホッコリするような写真にしておく方法も有効です。
決してイライラしたまま作業に取り組まないことです。
イライラ作業は製品の質を悪くします。
「品質管理は心の管理」です。